夏の風物詩であるハスの花。
新潟県上越市の高田城址公園では「東洋一の蓮」と称され、毎年その壮大な美しさを楽しむことができます。
そして先日、大変珍しい双頭蓮(そうとうれん)が見つかったという嬉しいニュースが届きました。
今回は、この双頭蓮をご紹介します。
さらに、生花・アーティフィシャルフラワーのハスの魅力と楽しみ方についてもお伝えしますね!

双頭蓮とは?

双頭蓮とは、一本の茎から二つの花が咲く非常に珍しいハスのことです。
花言葉は「奇跡」。
その発生確率は突然変異で2〜3万分の一とも言われ、まさに「奇跡のハス」として古くから尊ばれてきました。
中国では吉祥の花とされ、夫婦円満を意味し、この花を見ると良いことがあるとも言われています。
高田城址公園で見つかった双頭蓮は、まさにこの夏の特別な贈り物と言えるでしょう。

実際に夏休みに入った子どもたちと珍しい「双頭蓮」を見に行ってきました。
開花が終わりに近づいていましたが、実際に見ることができましたよ^ ^
「願い事 叶いそう☆」と言った子どものつぶやきから、子どもなりに珍しさを感じてくれていたようでした。
豆知識:ハスの花を見るなら午前中
ハスの花は、早朝に開花し、午後には閉じるというサイクルを4日間繰り返します。
そして4日目には完全に花びらを散らしてしまう、とても儚い花なんです。
生花店で蕾を見かけることが多いのはこのためで、開花した美しい姿を見られるのは本当に短い時間だけなんです。
(よろしければこちらの記事もご覧くださいね↓)
生花のハス 購入のポイント

生花のハスは、お盆の時期になると生花店で見かけることが増えます。
しかし、その多くは蕾の状態。
せっかくなら、自宅で美しい開花を楽しみたいですよね。
生花のハスを咲かせるポイント
・新鮮なものを選ぶ
蕾が固く、茎がしっかりしているものを選ぶ
・水揚げをしっかり
購入したらすぐに、茎の切り口を水中で斜めに切り戻し、深水につける
・蕾が開きやすい環境に
日当たりの良い場所におき、水を毎日交換する
ただ、それでも確実に開花させるのはとても難しいのが実情です。
開花したハスの花を店頭で見かける機会が少ないのも、その開花期間の短さゆえです。
枯れない美しさ!造花のハス

そんな儚い生花のハスに比べて、アーティフィシャルフラワーのハスは、その美しい姿を長く楽しむことができます。
蕾も綺麗に開花したハスも、難しい手入れなくして手軽に暮らしに取り入れられるんです!

生花で楽しむことが難しいからこそアーティフィシャルの良さを感じることができる花材だと思います。
仏花として楽しむ
最近では、造花の仏花を取り入れる方が増えています。
特に夏場は花持ちが悪く、水換えも頻繁にする必要があります。
ハスの花は仏教において神聖な花とされており、アーティフィシャルフラワーのハスは、水換えの手間なく、いつでも清らかな供花としてお供えできます。
インテリアとして楽しむ

茎のしなやかさや造形の美しさを生かした一輪タイプのお花を飾るのもおすすめです。
アーティフィシャルフラワーのハスには、一輪タイプのものもあります。
開花しているもの、蕾のもの、どちらも一輪タイプがあるので、花器に入れて飾るだけで和モダンな空間になったり、季節感を取り入れたオシャレなインテリアとしても楽しむことができますよ!
ハスをメインにしたアレンジ
アーティフィシャルフラワーであれば、生花では難しいような、開花したハスの美しい姿を存分に生かしたアレンジメントが可能です。
そして、冒頭でお伝えした「双頭蓮」を再現したアレンジもできそうですよね!

あえて一本の茎に2つのハスの花(蕾)をアレンジし、奇跡の双頭蓮を表現してみるのも面白そうです^ ^
アーティフィシャルフラワーなら、開花したハスの豪華な姿をいつでも楽しめますし、組み合わせる素材も自由に選べるので、よりオリジナリティあふれる作品が作れると思います。
まとめ

清らかな美しさで私たちを魅了する夏のハス。
今年は高田城址公園で発見された「奇跡の双頭蓮」が、特別な感動を与えてくれました。
短い命を精一杯咲かせる生花のハスも、その美しい姿をいつまでも楽しめるアーティフィシャルフラワーのハスも、それぞれに素晴らしい魅力があります。
特にアーティフィシャルフラワーは、難しい手入れなしで和モダンな空間演出や、季節感あふれるオシャレなインテリアとして気軽にハスを取り入れられるのが大きな魅力です。

この夏、ハスの花を通じて、日常に彩りと心の安らぎを加えてみませんか?
奇跡の双頭蓮がもたらす希望とともに、それぞれのハスの楽しみ方を見つけていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。