「花色合わせ」のコツと意外と身近にある色合わせのお手本とは?

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今回は、お花の色合わせについてのお話です。

フラワーアレンジメントを作ったり、花束をプレゼントしたりする時に、組み合わせるお花の色について悩んだことはありませんか?

自分で選んでみると、なんかしっくりこない、同系色を選んだつもりだけれど、素敵に見えないなど、色合わせは難しいと感じる方も多いのでは・・

ですが、ちょっとしたコツを押さえておくと花色合わせがきっと楽しくなりますよ!

花色合わせのポイント4選

1.テーマに沿って選ぶ

アレンジメントを考える時は、そのアレンジの季節や用途などを考えることが多いと思います。

季節のアレンジメントであれば、季節の花と共に季節を表す色を考えます。

例えば、春なら淡い色をイメージし、秋なら赤や黄色、オレンジといった暖色系の色などが想像しやすいです。

贈り物なら相手の好きな色をメインカラーに選ぶことや、喜寿や米寿などのように一般的な色のイメージがあるものもありますよね。

このように、お祝い事の種類や贈り物をするエピソードなどによっても選ぶ色味は変わってくると思います。

優しく柔らかいイメージを持つ出産祝いにビビットなカラーを選ぶことはあまりしないということと同じ感覚です。

季節や用途などから考える色のイメージは一般的にもイメージしやすいため、色選びのポイントの1つになります。

2.同じ色味(同系・類似)で選ぶ

アレンジや贈り物のテーマに沿った色が決まったら、同じ色の中での色味を少しずつ変えたり、似ている色を組み合わせてみてください。

同系色や類似色はもともと色が似ているため、まとまりやすく、色合わせにもおすすめです。

この選び方では、同じ色や似ている色の中で濃淡の変化をつけたり、形や大きさの異なる花材を選ぶことで、一見 単調になりやすいアレンジの表情を変えることができます。

3.色のトーンを揃えて選ぶ

色のトーンを揃えるという表現があります。

色のトーンとは、色の明るさ(明度)と鮮やかさ(彩度)を組み合わせた色調のことで、同じ色相でも明暗や濃淡などの色の調子によって雰囲気やイメージが変わることを分かりやすくグループ分類したもの。

この色の明るさと鮮やかさを合わせた色のトーンが揃っていると、色が変わっても整って見えるため、まとまりがあり、綺麗な色合わせになります。

写真の色はくすみカラーで色のトーンが揃えられています。

グレイッシュトーンなどとも呼ばれる色味で彩度が低く、お花と合わせて葉の色も落ち着いた色のトーンで統一。

大人可愛く、落ち着いた印象です。

4.テーマの色と反対の色味をアクセントに選ぶ

色を表す色相環の中で、対角線上にある色を補色といいます。

アレンジの色合わせにこの補色を取り入れる考え方があります。

同じ色味の中でアクセントとして補色である反対の色を取り入れるという組み合わせです。

あくまで補色なので、アレンジ全体の中でのバランスはテーマカラーより少なめに選びます。

青・紫系に黄色系の組み合わせやクリスマスカラーとされる赤と緑の組み合わせも補色の組み合わせです。

色の違いがはっきりするため、インパクトがあり、印象的なアレンジになります!

実は色々ある身近な色合わせのお手本

色合わせは、自分が素敵だなと感じたものがヒントになることがあります。

アレンジメント作品はもちろん、ショップで見た季節のディスプレイや装飾小物、お洋服、ラッピングデザイン、スイーツなど、お花に関係なく、身近なものがヒントになることが少なくありません。

そして、庭や道端に咲いている身近な自然の植物や風景もとっても参考になります。

季節の植物はやっぱり1番その時が綺麗ですし、周りにある自然との組み合わせやそこに見える色もヒントになりますよ。

まとめ

「色合わせ」って難しいと感じることがありますが、素敵な色合わせができた時ってとっても気持ちが上がりますよね。

そんな時、一歩踏み込んで、色のトーンが揃っていて素敵、色のグラデーションが素敵、アクセントカラーとの組み合わせが素敵など、素敵の中身を深掘りしてみてください。

きっと色合わせに自信がもて、さらに繰り返し組み合わせをして素敵な色合わせに出会うことで、色について考える時間が楽しくなるはずです。

今回お伝えした色合わせのポイントが、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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