11月に入ると、街のお花屋さんや店頭で、赤と緑の鮮やかなコントラストが目を引くポインセチアの鉢植えを見かける機会がぐっと増えてきます。
「クリスマスフラワー」とも呼ばれ、冬の訪れとホリデーシーズンを告げる植物ですが、実はこのポインセチア、私たちが「花びら」だと思っている、赤く色づいた華やかな部分が、本当の「花」ではないことをご存知ですか?
私もこの事実を知った時はとても驚きました!
今回は、そんなポインセチアの意外な真実と、人気の品種や色をご紹介します。

ポインセチアに隠された秘密!

ポインセチアを見て、誰もが「花」だと思う、鮮やかに色づいた赤や白、ピンクの部分。
実はこれ、花びらではなく、「苞(ほう)」と呼ばれる葉が変化したものなんです。
では、本当の「花」はどこにあるのでしょうか?
それは、花びらと思われがちな苞の中心部分をよく見てみてください。
小さくて黄色い、つぶつぶとした部分がありませんか?
これこそが、ポインセチアの本当の「花」です!
この苞は、目立たない小さな花を虫などにアピールするために、自ら色づいて目立つ役割を担っているのです。

この事実を知ると、ポインセチアを見る目が変わりますよね!
他にもある!意外な「花」の持ち主たち

ポインセチア以外にも、同じように目立つ部分が実は花ではない植物があります。
・アジサイ(紫陽花):大きく色づく部分は「萼(がく)」が変化したもの。
・カラー:白く大きな花びら状の部分は「仏炎苞(ぶつえんほう)」という苞の一種。
・ドクダミ:白い十字架のような部分は「苞」。

実は、紫陽花やカラーについては以前ブログに書いたことがありますが、今回改めて調べてみてドクダミも同じ仲間だと知り、驚きました!
ポインセチアの人気品種と色

ポインセチアといえば、伝統的な「赤色」が定番で一番人気ですが、近年は品種改良が進み、色や形も多様になり、新しい魅力を持つものが登場しています。
花言葉や品種名も調べたので、ぜひ選ぶ時の参考にしてくださいね。
1.「赤色」系

クリスマスらしさNO.1の華やかさはやっぱり「赤色」!
・花言葉:「聖夜」「私の心は燃えている」
・人気品種
「レッドソウル」(ベルベッドのような深紅)暗緑色の葉との対比が綺麗。
「イタリアンレッドグランデ」(深みのある大きな苞)ボリュームのある大鉢向き。
2. 「ピンク色」系

優しい雰囲気で、可愛らしい印象の「ピンク」。
・花言葉:「清純」「思いやり」
・人気品種
「プリンセチア」(華やかのピンク色)華やかな苞が隙間なく広がるポインセチアの改良品種。
「マースピンク」(落ち着いた上品なピンク色)苞葉にシワが寄りにくい。

インテリアを選ぶように、お部屋に合わせてお気に入りのポインセチアを見つけるのも楽しそうですね♪
3. 「白色」・「クリーム色」系

清楚な色合いで雪や氷を思わせる「白色」や「クリーム色」のポインセチア。
大人っぽくモダンな空間にもオシャレにもよく合いますよね。
・花言葉:「慕われる人」「あなたの祝福を祈る」
・人気品種
「プレミアムポーラー」(黄色みがかった白)コンパクトで育てやすい。
「プリンチア クリスタルスノー」(純白)日本発祥のポインセチア品種。緑の歯の上に降り積もった雪のように見える白い苞が特徴。
4. 「斑入り」・「マーブル」系

最近は、赤と白や、ピンクと白が混ざり合い個性的で華やかな模様のポインセチも見られます。
その模様の美しさや面白さに見入ってしまうのは、私だけではないのではないでしょうか?
・人気品種
「プリメーロジングルベル」:赤い苞に白い斑が雪のように入る、人気の高い品種。
「アイスパンチ」:真っ赤な苞の中心に白い(またはピンクの)斑が入る品種。


みなさんのお気に入りカラーはありましたか?
お部屋の雰囲気やプレゼントする相手に合わせて選んでみてくださいね。
シルバーカラーの造花ポインセチア

今回は、ポインセチアに隠された意外な秘密と、多様な色・品種をご紹介しました。
ぜひ、今年のポインセチアを選ぶ際は、中心の小さな黄色い花にも注目してみてくださいね。
さて、ペンタスモアでは、11月のレッスンで、シルバーカラーのポインセチアを使った、クリスマスリングリースを作ります。

アーティフィシャル(造花)の花材だからこそ叶う特別なカラーは、シックで洗練された大人のクリスマスを演出してくれますよ。
ご自身の手で世界に一つだけのリースを作り、今年のクリスマスをより華やかに彩ってみませんか?
詳しいレッスンの詳細はこちらから▼


