新潟県上越市のアーティフィシャルフラワー(造花)教室 ペンタスモア の本間久美子です。
実は20年間、保育士をしていました。
41歳でフラワー講師へ転身した私のストーリー、読んでいただけたら嬉しいです。
子どもから教えてもらったこと
子どもは自分を映す鏡。
私は保育の仕事をとおして、「自分の行動を振り返ること」「思いやりを持つことの大切さ」を子ども達から教わりました。
親御さんから大切な命を預かり、成長を支え見守ることは、責任も大きく困難の連続です。
多忙を極める中でも、子どもの純粋無垢な笑顔に癒やされ、日々できることが増えていく瞬間を間近で見られるこの仕事に、私は誇りを持って取り組んでいました。
担任として過ごす1年のあいだ、
『せんせい、だいすき!』
『ありがとう。先生もあなたが大好きよ!』
と言い合えることは何より嬉しく、やり甲斐を感じながら20代30代を駆け抜けてきました。
出産を機に崩れたワークライフバランス
そんな中、自分自身も結婚・出産・子育てとライフスタイルが変化していき、これまで以上に1日1日を全力投球しなければならなくなります。
「仕事と子育て、完璧に両立させたい」
責任感が強く、妥協を許さない性格だったため、こんなふうに考えていました。
朝は子ども達より早く家を出て保育園へ出勤、帰りはいつも19時すぎ。
バタバタと夕食を済ませ、追い立てるように子ども達をお風呂に入れ、1分でも早く寝かそうと慌ただしく動き回る毎日。
ゆっくり子どもの話を聞いてあげる余裕なんかありません。
夜が遅いので翌朝もなかなか起きられず、私自身のせいなのに『早くしなさい』と子ども達を急かしながら出かける準備をしていました。
目まぐるしく過ぎ去る24時間。
もっと完璧にこなしたいのに、理想どおりいかない現実にイライラ、カリカリ・・・。
そして、こんな自分が情けなくなる負のスパイラル。
現実は、両立どころか「両方とも中途半端」になっていました。
胸をえぐられた、ある言葉
そもそも私が仕事へ没頭できたのは、家族の協力があってこそです。特に主人は子育てにとても協力的でした。
保育園への送迎や降園後の子守り、夕飯準備も義両親や主人に任せきり。
たまの休日には、保育園を休ませて父子で出かける日を作ってくれたり、予防接種や習い事送迎など積極的にしてくれたりと、常に子ども中心で動いてくれていました。
そんなパパのことが、子ども達は大好き。
『今日はパパと〇〇して遊んだよ!』
『パパ、また一緒に〇〇へ行きたいね!』
『ねーねーパパ、今度は何して遊ぶ?』
我が子の会話の中心にいるのは、いつもパパです。
私はといえば、休日も仕事を持ち帰ったり、平日にできなかった家事をしたりと気もそぞろ。
子ども達の遊び相手をしながら、いつもどこか上の空でした。
子どもって敏感ですよね。
本気で遊んでくれない、楽しんでくれない母親の姿は、すぐに見抜かれました。遊んでいる時のはしゃぎっぷりも、ママとパパとでは大違い。
子どもは自分を映す鏡とは、まさにこのことです。
『パパがいい!!』
ガーーーンと頭を殴られたようでした。
「でも当然だ。この子たちが嬉しい時も悲しい時も、いつだって私はそこに居なかった。そばに居たのはいつもパパ。私は保育士なのに、我が子の成長に向き合えていなかったなんて・・・。」
パパがいい の言葉で、ハッと気づきました。
私、このままじゃダメかもしれない・・・。
保育士はたくさんいても、母親は私だけ
それからというもの、ワークライフバランスについて悶々と考える日々が続きました。
仕事と育児を両立させると決めたのは自分。たしかに園の子ども達は可愛いし、我が子のように大切な存在です。
だけどやはり、私は母として自分の子どもの成長にもっと向き合いたいと思いました。
困った時、手を繋げる距離に居たい。
日々の小さな成長を見逃したくない。
乳幼児期の人格形成、健やかな心身を育むスキンシップの大切さなど、保育士だからこそ熟知していたつもりです。
子育てに協力的な家族には感謝の気持ちでいっぱいですが、今しかない我が子の育児に関われないのは、やはり寂しい。(冷静になってみると、ずいぶんとワガママでしたね。笑)
保育士はたくさんいても、この子達にとって母親は私しかいない!
この思いが決め手となり、上の子が小学校へ就学するタイミングで、20年間の保育士生活に終止符を打つ決意をしました。
手放したからこそ、手に入れたもの
保育士キャリアと引き換えに、40歳の私は「時間」を手に入れました。
・家族とのかけがえのない時間
・自分をゆっくり見つめ直す時間
仕事を辞めることに迷いがなかったわけではありませんが、今までゆっくり見られなかった朝ご飯の食べっぷり、「いってらっしゃい」「おかえりなさい」をリアルタイムで伝えられる日常、些細なやりとりができることに心温まります。
子ども達が体調を崩すことも減りました。
これまで保育の世界しか知らず、限られた生活圏の中でがむしゃらに働いてきましたが、時間と心に余裕が生まれたことで、今度は自分自身について考えるようになってきます。
そういえば、保育士を辞めた私に残っているものって何?
自信を持てる趣味や特技ってあったっけ?
次第に、「自分を表す代名詞が欲しい」と考えるようになりました。
私らしさをいかせる道として選んだものは?
唐突ですが、私はお花が好きです。
産休中ワークショップに参加したり、出産後は寝かしつけ後にオンラインでフラワーレッスンに参加してみたりと、花に触れ気分転換を楽しんでいました。
自分探しをしている中でぼんやり頭に浮かんできたことは、大好きなお花を仕事にできたら素敵だな ということです。
家族や子育てを優先しながら、自分の好きなことを仕事にしたい。
小さな夢を持ちました。
そのためには、もっとフラワーアレンジメントのスキルを磨かなければと思い、花の資格についてインターネットで調べていると・・・、
礎となる恩師との出会い
幸せなことに、私が求めていたような花教室を発見しました。
そこで出会った先生は、いつだって生徒様ファーストの考え方。期待値を上回るコミュニケーションの数々。
体験レッスンを受講したときに、感銘を受けました。
「私もあんなふうになりたい」
この出会いが、保育士からフラワー講師へ転身するきっかけとなったのです。
お花の基礎から学び直し、アーティフィシャルフラワー(上質な造花)の資格を取得。そこで、自分に足りないと感じていた花えらびのセンスや、アレンジスキルを体系的に学びました。
それ以来すっかり、アーティフィシャルフラワーの虜。
いままで漠然としていたフラワー講師というシルエットに、少しずつ色がつき始めました。
ペンタスモアが大切にしている3つのこと
教室づくりをする上で、私が大切にしたいと考える“3つの価値観” があります。
① 出会いの尊さ
20年にわたる保育士としての経験から、出会いは貴重なことだと学びました。子ども達や保護者、同僚との交流を通じて多くの学びと支えを得ることができ、人との出会いにはすべて意味があると実感しています。
② 褒めることの力
子ども達を育てる中で、褒めることの重要性を痛感した出来事がありました。大人でも子どもでも、褒められて嬉しくない人なんかいないはず。相手の良い面を見つけ、褒めることで自己肯定感が育まれると感じています。
③ 感謝の心
「ありがとう」という言葉が持つ大きなチカラ。日々の些細な出来事や、相手に感謝することでお互いが優しく前向きな気持ちになれます。それが次の「ありがとうサイクル」を生み出していることに気づきました。
せっかくお花を扱う人生が始まったのに、以前の私のように「早く早く!イライラ、カリカリ・・・」では楽しくないですよね(笑)
【ゆったりと心ゆくまでフラワーアレンジメントを楽しんでほしい】
このような想いで、皆様をおもてなしいたします。
ここに来れば貴女が主役
・フラワーアレンジメントを習ってみたいな
・アーティフィシャルフラワーって初めて!
・お花に触れながら楽しい時間を過ごしたい
そんなお花好きさんは、ぜひお気軽にペンタスモアへお問合せください。彩り豊かなアーティフィシャルフラワーの世界を一緒に楽しみましょう!
ここは生徒さんが主役になれる場所。
フラワーアレンジメントの魅力を引き出し、あなたが輝ける花教室です。
褒められアレンジで笑み満開
ココロとろける花時間
2024年7月
Niigataに誕生
お花好きな貴女とお会いできることを楽しみにしております。
アーティフィシャルフラワー教室
Pentasmore 本間 久美子