先日、喜寿のお祝い用に花かんむりを作成させていただく機会がありました。
今回は、喜寿という日本の長寿を祝う習わしと、おすすめの贈り物「花かんむり」についてお伝えします。
日本で生まれた習わし『喜寿祝い』
今回の贈り物のシーンは喜寿のお祝いの席。
喜寿(きじゅ)とは、77歳の長寿を祝う行事のこと。
漢字の「喜」を草書体で書いたときの「㐂」が「七十七」と読めることから「喜寿」と呼ばれるようになったと言われています。
60歳を祝う還暦(かんれき)祝いや70歳を祝う古希(こき)祝いは、中国が発祥とされていますが、喜寿祝いは、室町時代末期に日本で生まれた風習なんだそうです。
喜寿を祝う色は紫
日本にある様々な長寿のお祝いには、テーマカラーがあります。
60歳・還暦(かんれき)・・・赤
66歳・緑寿(ろくじゅ)・・・緑
70歳・古希(こき)・・・・・紫
77歳・喜寿(きじゅ)・・・・紫
80歳・傘寿(さんじゅ)・・・黄色・金茶色
88歳・米寿(べいじゅ)・・・黄色・金茶色
90歳・卒寿(そつじゅ)・・・白・紫
99歳・白寿(はくじゅ)・・・白
100歳・百寿(ひゃくじゅ)・・白・桃色
今回の喜寿は紫色がお祝いカラーなので、紫色のお花を中心としたアレンジを考えました。
喜寿のお祝いに選んだ花かんむり
お祝いのアレンジとしてどんなものが良いか考えました。
花束?カゴアレンジ?写真立て?
色々考える中で、私の思いはこんな感じでした。
特別感があって、インパクトがあるものがいいなぁ。
それから、保管や飾る場所に困らないものがいい!
こうして辿り着いたのが、花かんむりです。
花かんむりとは
花かんむりとは、花弁(花びら)を編んだり、花を飾ったりして作った冠です。
イメージとしては、結婚式やマタニティーフォト、ベビーの記念日などのお祝いシーンでよく身につけられるといったところでしょうか。
花かんむりの意味
花かんむりには、継ぎ目のない円を描いていることから「永遠の幸せ」を意味します。
古代のギリシャでは結婚式だけでなく特別なお祭りのときなどにも花かんむりを身に着けていたそうで、花かんむりはお祝い事の象徴のようなアクセサリーとされていたそうです。
花かんむりの意味を知り、いろいろなお祝いシーンにピッタリで贈り物としても喜ばれそうだと思いました。
冠だけじゃない楽しみ方
花かんむりは、年代を問わず特に女性の心を掴むアイテムだと思います。
子どもからも「かわいい〜」「かぶってみたい」と人気がありますし、大人の女性でもお花でできた冠は特別感を感じ、かぶってみたいと思うのではないでしょうか。
もちろん花かんむりなので、頭にのせるだけで華やかになりますし、特別なスタイルを楽しむことができます。
さらに、花かんむりには冠としてだけではない楽しみ方ができるんです!
1.リースとして楽しむ
花かんむりは、丸い円になった作りをしています。
そのまま壁にかければ、リースとしても楽しむことができます。
場所を取らず、保管にもおすすめです。
2.ガーランドとして楽しむ
花かんむりは1本の花綱を作り、最終的にその両端を繋いで輪にして作ります。
その構造を活かし、お祝いのシーンで花かんむりとして使用した後は、1本の花綱にし、縦に長く飾ってみるのもいいですね。
例えば、窓枠に沿った壁に縦長に飾っても素敵です。
また、花綱を棚などに置いて飾ったりする楽しみ方もあります。
冠の他 掛けても置いても飾れてマルチな楽しみ方ができる点が、贈り物としてもおすすめできるポイントです!
結婚式やマタニティー以外でもオススメの花かんむり
今回、喜寿というお祝いの贈り物として花かんむりを選びました。
お祝いカラーの紫を基調とし、複数のお花を使用して作った花かんむりは、お祝い当日「わぁ〜」と喜びの声を聞くことができ、笑顔で身につけてもらうことができました。
また、冠 以外の楽しみ方をお伝えすると「いろいろな飾り方で楽しめるんだね〜」と喜んでもらえ、その反応にこちらも嬉しくなりました。
結婚式やマタニティーフォトなどのシーン限らず、こんなふうに長生きのお祝いの席に贈るプレゼントとしても「花かんむり」は おすすめだと思いませんか?
ご長寿のテーマカラーに合わせた花かんむりは、贈る側も贈られる側も嬉しく、心に残る記念の贈り物になると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。