先日、7月の花あそびレッスンを開催しました。
7月の作品は、6種のハーブが織りなす贅沢スワッグ!
今回は、レッスンレポと合わせて、スワッグ作りのポイントと豪華に仕上げるコツをお伝えします。

スワッグを束ねるために必要なこと

スワッグ作りのポイントはいくつかありますが、その中でも、束ねるために必要な大事なことがあるんです。
みなさんはどんなことだと思いますか?
答えは・・
「茎」!
茎の長さと状態がポイントです。
束ねられる長さの茎

スワッグはお花や葉物などの花材を束ねて作ります。
あらかじめ、作りたい大きさを決めて花材を束ねていくのですが、花材はそれぞれ茎の長さが違います。
そのまま使える長い茎もあれば、短いものもあります。
また、特にアーティフィシャルフラワーのように造花の花材は、1つの花材をパーツ分けして使用することが多いです。
その理由は、3つ!
・束ねやすい
・高さや位置が調節しやすい
・仕上がりが綺麗
パーツに分けた場合は、茎がそのまま残る部分と、茎が短い花材ができます。
茎の短いものは、そのままでは持って束ねることは難しくなるため、茎を作る作業が必要になるんです。
レッスンでは、茎を付け足す方法と、ワイヤーで茎を作る方法で必要な茎の長さになるように下処理をしました。
握った時に痛くない茎

もうひとつのポイントは茎の状態です。
分かりやすくお伝えすると、茎にある節や棘などがなく、束ねて握った時に邪魔になるものがない状態の茎にしておくということです。
スワッグは、束ねている部分より下にお花や葉がない状態がベスト。
さらにはパーツ分けしたときに残った節や生花に近い状態を再現しているからこそある棘や枝分かれ部分なども丁寧にカットしておくことで、束ねやすくなります。

細かなことですが、この作業を行うことで作業のしやすさや仕上がりが違ってくるんです。
豪華に仕上げるスワッグのポイント

レッスンでお作りいただいたスワッグは「6種のハーブを使った贅沢スワッグ」ということでハーブの種類を多く取り入れました。
花材の量はスワッグのボリュームに直結しますが、豪華で贅沢なスワッグに仕上げるには花材量だけではありません。
実は、これもまた「茎」がポイントなんです。
また「茎」⁉︎という声が聞こえてきそうですが「茎」がやっぱり重要だと思っています^ ^
スワッグはフローラルフォームにお花を挿して仕上げるアレンジや一般的に茎が見えないリースなどと違って、茎が見えるアレンジです。
そのため、茎の本数や茎の質感で仕上がりの印象が大きく変わります。
先ほど、茎の長さを足すために、茎を付け足したり、ワイヤーで作ったりして下処理をすることをお伝えしました。
この時、ワイヤーで作った茎ばかりになってしまうと、スワッグとして見た時に 茎は細くて人工的な茎ばかりになり、見た目はイマイチです。
一方で、花材の茎を付け足して下処理したものは生花に近い茎なので、見た目も本物に近く、束ねた時のボリュームも自然で豪華になります。
レッスンではさらに 仕上げに追加の茎を空間に合わせてグルーで接着し、新たに付け加える一手間をかけました。
このバランスが大事だなと思います。
思わず香りを確かめたくなったハーブスワッグ

今回はハーブを中心にしたスワッグでしたが、レッスンをご受講くださったお二人とも、出来上がりにスワッグを鼻に近づけて香りを確かめる姿がありました。
もちろん造花なので香りはしないのですが、お二人揃って「ハーブの香りがしそうでつい^ ^」と声を揃えておっしゃっていました。
私も「わかる、わかる」とお二人に声をかけながら、完成を喜びました。
本当に本物そっくりで、特にミントは本物と並べても一見 見分けにくいのでは と思っています。
ちなみにこの日のレッスンでは、ラベンダーベースのアロマの香りでお楽しみいただきました^ ^
「香りに癒されます♡」とのご感想をいただき、心地よくレッスンをお楽しみいただけたようで嬉しかったです。
ご参加いただき、ありがとうございました。
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