「ナチュラル」というこの言葉、色々な場面で見聞きしますよね。
例えば、お洋服やメイク、色などなど。
ナチュラルとは、
自然の,自然界に存在する;天然の,加工されていないという意味を持つ形容詞
今回は、フラワーアレンジメントにおける「ナチュラルテイスト」についてお伝えします。
ナチュラルアレンジにはグリーンがいっぱい
フラワーアレンジメントでナチュラルなアレンジ(デザイン)を作ろうと思った時に、重要なのがグリーン=葉物だと私は思っています。
グリーンを多めに使用したアレンジは、自然的で“ナチュラル”になります。
フラワーアレンジはお花もグリーンも自然物ですので、みんなナチュラルと言えばナチュラルなんですが、お花とグリーンのバランスでその印象は大きく変わります。
また、グリーンと同様に小花や枝物などを合わせたアレンジはより自然な感じになります。
反対に、お花をたっぷり使用し、グリーンを少なめに組み合わせると装飾的なアレンジになります。
リースやボックスアレンジメントでは、お花をメインにしたデザインが多くありますね。
作りたいアレンジメントのイメージに合わせてお花やグリーンのバランスを考えてみるとテイストが決まってきます。
ナチュラルなシャンペトルアレンジ
フランス語で「田舎風」「田園風」という意味を表す“シャンペトル”。
シャンペトルアレンジは、その意味の通り、まるで野花から摘んできた花のようなイメージで自然な美しさが人気です。
例えば、シャンペトルブーケの場合、一般的な花束よりも花の葉を多めに残し、さらにグリーン素材を多く取り入れて束ねていきます。
束ね方は、高低差を出し、飛び出すものや流れるものなどがあるとより自然でナチュラルさが増します。
スッキリ、かっちりとした束ね方ではなく、ザックリとラフな感じの束ね方が魅力ですよね。
実は、このシャンペトルアレンジ 私も大好きなテイストです。
おすすめのグリーン(葉物)
フラワーアレンジのグリーン(葉物)でよく使われるのがユーカリです。
ユーカリにも色々な種類があり、葉の形が丸いものや細いもの、大きさ、色味もそれぞれです。
他にはミントやセージ、ローズマリーなどのハーブグリーンもナチュラル感があります。
また、グラミネやスモークグラスなどの穂状のものもオススメですよ。
ポイントは、グリーンを多めに数種類使用すること。
その時にグリーンの種類で葉の形状が異なるものを選ぶとより自然な感じが出せると思います。
葉が丸いもの、シュッと細長いもの、ヒゲのようなヒョロヒョロしたもの、シダのような細かい葉のようなものなどなど。
道端の草花はナチュラルそのもの
そして、シャンペトルアレンジをもっと手軽に楽しむなら、道端にある草花を数種類摘んで束ねるのも◎。
猫じゃらしの呼び名が馴染み深いエノコログサやススキ、ツユクサ、ナズナ、ハルジオン、カラスムギなどを摘んで束ねるだけで、普段は雑草と呼ばれる草花もナチュラルなブーケになるんです。
小さな頃、よく草花を摘んで持ち帰っていました。
今思えば、あれもシャンペトルブーケかもしれませんね^ ^
道端によくある草花のお写真をたくさんご紹介しますね。
なんだかどれも見たことあるような草花だと思いませんか?
道端に咲いている草花も気にかけて見てみると、素敵な花材として活かせますよ。
まとめ
ナチュラルテイストのアレンジは、自然の素材感を活かし、草花や葉物などを多く使ったアレンジメントです。
身近にある草花がとてもいいお手本にもなります。
ナチュラルなアレンジは日常に取り入れやすく、変に気取らず私はとっても大好きです。
皆さんもぜひ、素敵なナチュラルアレンジを作ったり、飾ったりしながら楽しんでみてくださいね。